私が所有するアルバムをご紹介いたします。
Topページ
好きなアルバム
最近聴いたアルバム
YouTube
気になるサイト

  Guitar on the Go

 

Full Album    

 

数々の名盤を残したリバーサイド時代の最後を飾る1枚。アーシーでスピード感に溢れるサウンドに充実さが感じられる。CD化に際し、別テイク曲や無伴奏によるギター演奏を追加収録。
このCDの1曲目『今宵の君は(テイク1)』は、題名に合わず、スイングテンポでウェスの華麗なテーマの後またまた、ウェスのシングルトーンソロが約3分半、そしてオルガン奏者のメル・ラインがとても足と両手を使ってるとは思えない軽快すぎるソロ。そして、4小節づつのドラムソロ。それを終えてテーマという素晴らしい構成。2曲目は『ドリームズヴィル』。テンポはややSlowテンポ。3曲目は『ジェノ』若干ブルースのノリがはいっている曲だ。4曲目は『ミサイル・ブルース(テイク6)』、5曲目は『フォー・オール・ウィ・ノウ』この曲はおそらくこのCDの中で一番スロウなテンポ。6曲目は『フライド・パイズ(テイク2)』。7曲目は『今宵の君は(テイク2)』そして最後をかざるのは『ミ・コーザ』。これはウェスファンには嬉しい一人ソロ。全てがやさしく尚且つ軽快と言った感じ。ウェス達が不思議な世界へあなたを誘います。

 

1. The Way You Look Tonight (Alternate Take)
2. The Way You Look Tonight
3. Dreamsville
4. Geno
5. Missile Blues
6. For All We Know
7. Fried Pies
8. (Unidentified Solo Guitar)
9. Tune Up
10. Whisper Not

Wes Montgomery (g)
Mel Rhyne (org)
George Brown (ds)

 

Paul Parker (ds)

Jimmy Cobb (ds)

Recorded 1959.10,1963.04,10,11

ジャズのアルバムをまだほとんど持ってなかった20歳頃、初めて自分で買ったウェスの盤(なぜかこれが最初)だった。とにかくこのジャケが最高にかっこよく、見た途端にこう音の雰囲気が感じられてすごく惹かれ、勢い買って帰った個人的に思い入れの深い1枚です。あれからもうかなり経つし、ウェスの音源もかなり聴いてきたけど、今でもやっぱりこれが一番かなぁ。riversideの経営が行き詰った後、ウェスが最後に録れたもの(63年10月と11月)が中心に入っている。全てメル・ラインとの共演でトリオ。“the way you look tonight”が始まった瞬間から、ぱあっと眼前に美しい光景が広がっていく。私には“豪奢”“贅沢”…という言葉が浮かんでくる。ソウル・ジャズものに多いシンプルなオルガン・トリオ編成ながら、ビロードの絨毯の上を裸足で(←ひどい例えだが)歩いているような心地。溢れ出る歌心。テーマ演奏後に滑り出すウェスのギター。まるで嫌味なく、それでいてタイトなラインのオルガン・ソロ。今でも心が洗われます。普段少なからずソウル・ジャズも聴いている身としては、ウェスのトリオはあまりに瀟洒。これこそ“ジャズ”なんだと。そう思う。耳が肥えた今聴くととても洗練された音だなと実感する。“geno”のテーマのカッコいいこと!ウェスで最初に聴くアルバムは他でもいいけれど(自分は例外的かもしれないので)、彼の音を何かで聴いて好きになった方、ぜひこれも手に取ってみて下さい。

 

 

 

 

 

Copyright © 2011-2015 toppe 2 All rights reserved.
by ジャズアルバム紹介



inserted by FC2 system