1981年録音のデュオです。J.R.モンテローズは、テナーサックスの他にソプラノサックスも吹いています。私がこの盤を買ったのは、大好きな「Con Alma」を演奏しているから。期待通り、いや期待以上の素晴らしい内容。繊細なフラナガンのピアノ、モンテローズの悠然たるテナーがしっくりと噛み合っています。コルトレーン作の「Central Park West」は、クラリネットのような音色のソプラノが透明感に溢れています。無理を感じさせない自然なアドリブには、二人の年季を感じさせます。ルディ・ヴァン・ゲルダーによる録音も艶やか。ジャケットのような黄昏時にぴったりなアルバムです。 |