ポール・チェンバースのブルーノートでのリーダー作第一弾。
チェンバースはこれに先立つ5月に同じデトロイト出身のギタリスト、ケニー・バレルのレコーディングに参加している。このアルバムにもバレル、ドナルド・バード(tp)とデトロイト出身のミュージシャンが名を連ねている。後は同じバンドのよしみだったのだろうか?コルトレーンと'フィリー'ジョー・ジョーンズも参加した。リーダーであるチェンバースにもメンバーの人選に権利はあったのだろうと思うが、ピアノはホレス・シルバーだ。
細かいけど個人的には一曲目のイントロが好きではない、トランペットが目立つのはなぁ、と思うのである。はじめて聴くときの一曲目って大切だと思いませんか?これのおかげでしばらく聴いていなかった。基本は6人編成だが、曲によって5人、4人、3人と、変化に合わせたチェンバースのベースワークも楽しいし、何と言っても「Tale of the Fingers」'フィリー'ジョー・ジョーンズが楽しそうにブラシワークをしているのがいいなと感じる。 |