「ブルースウォーク」以降のドナルドソンさん、あんまし好きじゃないかな?何だか売れ筋ばかり狙ってて軽薄な感じがする… じゃあバードはどうなんだ?好きつってたじゃないかと言われるんだけど違うんだね。バードは時代を先取りして新しい音をどんどん作り出すアーティストとして凄い魅力が有るんだけど… ドナルドソンには、それが全く無い(笑)何だか流行に踊らされていた感じ… 先が見えないてかね。
この作品のドナルドソンは大好きです… チャーリー・パーカーに心酔してて迷い無く、ひたむきに吹いている感じがする… そこがカッコイイんだね。ワタシはこの作品をパーカートリビュートとして捉えているんだけど、そういう点では最高のアルバムだと思うけどなあ。ソニー・スティットは本当にチャーリー・パーカーそっくりな音出すけどドナルドソンはパーカーに較べると少し甘く滑らかな聴き易い音だね、そして何と言っても歌心溢れるプレイがドナルドソンの最大の魅力だよね。バックのスリーサウンズがまた良いじゃないですか。普段がジュークボックス用のシングルばっかり録音しているだけに、ここでは楽しんでプレイしているなって気がする、ジーン・ハリスのソロも良いけど、ワタシ的にはアンディ・シンプキンズのベースソロが聴き所でしょうか、上手い人なんですよね。レギュラートリオなだけに流石にグルーブが良くて心地好いです。
今ね「ナウズ・ザ・タイム」聴いてるんですが(笑)こと音色に関してはドナルドソンの方が好きです… テクニック的には、このパーカーの最晩年にすら全くカスリもしてないですが(笑)うーむパーカーはやっぱり上手い別格だね、凄いわ。 |