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  Ld+3

 

Full Album   

「ブルー・ムーン」以下、歌物スタンダードを中心に、人気NO.1ピアノ・トリオ、ザ・スリー・サウンズとの相性もバッチリの楽しさ溢れる人気盤。
ルーのアルトにジーン・ハリスのピアノ・トリオは考えただけでも楽しそう。これが悪いわけはありません。そしてやっている曲がバップの名曲が多いので、これはもうピッタリはまります。Jump Up,Just Friends,Confirmation などの曲でのアルトの鳴りと弾むピアノの楽しさ、かっこよさはどうだ。甘く、滑らかなアルトは時にバカにされるが、いやいや正統なパーカーの後継者である。ルーはパーカーの歌心の部分を引き継いでいるようだ。BLUES WALKに勝るとも劣らない名演となっている。
ベストの1曲はやはりConfirmation ですね。

 

1. Three Little Words
2. Smooth Groove
3. Just Friends
4. Blue Moon
5. Jump Up
6. Don't Take Your Love from Me
7. Confirmation

Lou Donaldson (as)
Gene Harris (p)
Andrew Simpkins (b)
Bill Dowdy (ds)

 

Recorded 1959.02

「ブルースウォーク」以降のドナルドソンさん、あんまし好きじゃないかな?何だか売れ筋ばかり狙ってて軽薄な感じがする… じゃあバードはどうなんだ?好きつってたじゃないかと言われるんだけど違うんだね。バードは時代を先取りして新しい音をどんどん作り出すアーティストとして凄い魅力が有るんだけど… ドナルドソンには、それが全く無い(笑)何だか流行に踊らされていた感じ… 先が見えないてかね。

 

この作品のドナルドソンは大好きです… チャーリー・パーカーに心酔してて迷い無く、ひたむきに吹いている感じがする… そこがカッコイイんだね。ワタシはこの作品をパーカートリビュートとして捉えているんだけど、そういう点では最高のアルバムだと思うけどなあ。ソニー・スティットは本当にチャーリー・パーカーそっくりな音出すけどドナルドソンはパーカーに較べると少し甘く滑らかな聴き易い音だね、そして何と言っても歌心溢れるプレイがドナルドソンの最大の魅力だよね。バックのスリーサウンズがまた良いじゃないですか。普段がジュークボックス用のシングルばっかり録音しているだけに、ここでは楽しんでプレイしているなって気がする、ジーン・ハリスのソロも良いけど、ワタシ的にはアンディ・シンプキンズのベースソロが聴き所でしょうか、上手い人なんですよね。レギュラートリオなだけに流石にグルーブが良くて心地好いです。

今ね「ナウズ・ザ・タイム」聴いてるんですが(笑)こと音色に関してはドナルドソンの方が好きです… テクニック的には、このパーカーの最晩年にすら全くカスリもしてないですが(笑)うーむパーカーはやっぱり上手い別格だね、凄いわ。

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