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  Gravy Train

 

Full Album   

アルバムは1961年ブルーノートの録音でコンガ入りのルー・ドナルドソンのワン・ホーン・クインテットを堪能できる。演奏は屈託のない素直なサックスの音色にこの人の人柄がそのまま表われている。共演者にドナルドソンにハーマン・フォスターありと言わしめた盲目のピアニストがこれまたいい。ルー・ドナルドソンは1926年生まれで現在も第一線での活躍に驚きを感じる。当時、物と食っている間の抜けた写真は気の毒だったが今となっては迫力を感じる。今聴いて初めて本当の姿がわかる偉大なマスターといえる。

1. Gravy Train
2. South Of the Border
3. Polka Dots And Moonbeams
4. Avalon
5. Candy
6. Twist Time
7. Glory Of Love
8. Gravy Train (Alt Take)
9. Glory Of Love (Alt Take)

Lou Donaldson (as)
Herman Foster (p)
Ben Tucker (b)
Dave Bailey (ds)
Alec Dorsey (conga)

 

Recorded 1961.04

Lou DonaldsonはBlue Note時代(1952-1963/1967-1974)に膨大なリーダー作を吹き込んでいます。個人的にはSonny Clarkの参加した"Blues Walk", Horace Parlanの参加した"Time is Right","Sunny Side Up"が好きですが, この"Gravy Train"はどちらかというと余り話題になることの少ない作品だと思います。しかし,1957-58にLouのコンボのレギュラー・ピアニストを務めたHerman Fosterが参加したこのアルバムはご機嫌です。特に難しいことをやったり受けようとしたりするのではなく,気分良くアルトを吹いてるだけで私を気持ちよくさせてくれます。スタンダードとオリジナルの構成もよろしい。

 

ルー・ドナルドソン。どうしても「Blues Walk」ばかりが取り沙汰され、60年代以降のファンキー、ソウル路線が頑迷固陋な昔気質のJAZZファンから馬鹿にされる。私はどの時代のルーも素晴らしい作品を残していると思いますが、本盤は非常に、非常に素晴らしい作品ですよ!「国境の南」、「キャンディ」(かの有名なモーガンのものと比べてみるのも一興)、オリジナルの「Gravy Train」あたりが私は大好きで、いやもう、長らくの愛聴盤です。例えばBNの人気ランキングみたいなものだと、ルーとかバードとか、60年代以降ファンク、ソウル路線にシフトしたミュージシャンは余り人気が無く、残念ですね。これ程アルトを上手く吹くプレイヤー、他にいませんって。演奏良し、曲良し、ジャケット良し(?)。コンガのリズムも素敵で、聴き易い事この上無しです。ヘンな偏見持たずに、是非聴いてみてください。名盤本には載らないアルバムですが、間違いなく傑作です。保証します。

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