私が所有するアルバムをご紹介いたします。
Topページ
好きなアルバム
最近聴いたアルバム
YouTube
気になるサイト

 Everything I Play Is Funky

 

Full Album   

たぶん自分でも相当自信があったと思われるアルバムタイトル「俺のプレイはなんでもファンキー」というようにルードナルドソンの黒さここに極まる!という内容。ルードナルドソンのプレイはアーゴ/カデット盤において最高純度の濃さに達しているかのように思われたが、どうやらここが沸点のようだ。ファンキーなルードナルドソンに対してマジメなジャズファンからは低俗、とみているのか人気が無いが、『ブルースウォーク』(ルーの大人気盤)よりも『ホットドッグ』に録音されている「タートルウォーク」が好きだ、という人ならば聴いて損は無いだろう。同じフレーズの繰り返しといい、オルガンのしつこく粘ってくるプレイいい、妙なボーカルも入っていたり、「俺のプレイは何でもファンキー」に偽りナシだ。

1. Everything I Do Gonna Be Funky (From Now On)
2. Hamp's Hump (Digitally Remastered)
3. Over The Rainbow (Digitally Remastered)
4. Donkey Walk (Digitally Remastered)
5. West Indian Daddy (1995 Digital Remaster)
6. Minor Bash

Eddie Williams (tp)
Lou Donaldson (as)
Charles Earland (org)
Melvin Sparks (g)
Jimmy Lewis (el-b)
Leo Morris (ds)
 
Blue Mitchel (tp)
Lou Donaldson (as)
Lonnie Smith (org)
Melvin Sparks (g)
Jimmy Lewis (el-b)
Leo Morris (ds)

Recorded 1969.08,1970.01

ファンキーでゴキゲンな演奏が続くが、ウ〜ン、厳しく言えば、ちょっと平凡、凡庸。つまり、この程度の演奏はどこでも聴けるって、意味なんだけど。取り上げる曲に、もう一工夫あればよかったのだと思う。その証拠に、一番聴き応えがあったのが「オーヴァー・ザ・レインボウ」だったのだから。69年8月と70年1月の二つのセッションからなっている。ギターのメルヴィン・スパークス、ベースのジミー・ルイス、ドラムスのアイドリス・ムハマッドの3人は固定で、オルガンはチャールズ・アーランド、ロニー・スミス、ペットはエディ・ウイリアムスとブルー・ミッチェルが吹き分けている。ジミー・ルイスのフェンダー・ベースのラインがかっこいい。今回の「ニューノート・クラシック・シリーズ」ラインナップの目の付け所は大変良いが、ライナーは、MUROという人と二木崇という人の対談形式で統一している。これが、自家撞着、一人(二人?)よがりの無駄な発話部分が多く、読んでいてイライラする。せっかく国内初CD化でみんな情報に飢えている訳だから、原田和典とか、そういった人に、裏話満載のきちんとした文章を書いてもらったほうがユーザーにとってはありがたかった。
Copyright © 2011-2015 toppe 2 All rights reserved.
by ジャズアルバム紹介



inserted by FC2 system