オリジナルを書けるJazz Musicianはごく少数。JarrettやCoreaやPetruccianiなどの超一流のオリジナルはもちろん素晴らしいのだが、聴いていると押しつけがましく感じることがままある。そういう意味では、Kenny Drewのオリジナルはカロリー控えめで、押しつけがましさがなく、いつまでも聴き続けられる。さらに安心と信頼が得られる要素は、ペデルセンとカテリーン。この変則トリオは、どれを聴いても素晴らしい。「歴史的名盤」とかではなく、例えて言えば「高級料亭のまかない飯」これだけ高値¥4,495-な意味も理解できる。素晴らしい。全6曲中、オリジナル4曲。カテリーンもペデルセンも地味でありながら、派手?なプレー。やっぱりヨーロッパものはひと味もふた味も違う。
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