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Full Live   

この全10曲・105分間のパフォーマンスは、1985年に東京にて収録された。ピアニストのキース・ジャレット、ベーシストのゲイリー・ピーコック、ドラマーのジャック・ディジョネットという才能豊かな3人が顔を合わせていながら、圧倒的な好演とは言いがたい。しかし、「Rider」とビリー・ホリデイの名曲「God Bless the Child」の2曲は、手放しで賞賛したい。どちらのナンバーも、『Belonging』と『My Song』というジャレットの70年代の傑作アルバムにおける、いわゆる“ノルディック・カルテット”を思い出させる。ゴスペル風で、パワフルで、ファンキーですらあるサウンドが魅力だ。ミュージシャン3人のソロが、いずれもソロが素晴らしい。彼らはジャレットに希薄な要素、すなわち“楽しさ”を持っており、それぞれ独立したアーティストとして評価できる。その他の演奏も、出来が悪いわけではない。ジャレットのいつもの肉体的発作に起因する集中力の乱れや、演奏に合わせてハミングしたり大声で歌う困った癖にもかかわらず、なかなか聴かせてくれる。というわけで、「Rider」と「God Bless the Child」も悪くないし、満足できるショーと言えそうだ。

1. I Wish I Knew
2. If I Should Lose You
3. Late Lament
4. Rider
5. It's Easy To Remember
6. So Tender
7. Prism
8. Stella By Starlight
9. God Bless The Child
10. Delaunay's Dilemma

Keith Jarrett (p)
Gary Peacock (b)
Jack DeJohnette (ds)

 

Recorded 1985.02

 
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