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  Standards Vol 2

ピアノ・トリオの最高峰{スタンダーズ・トリオ}の来日に合わせたゴールド・コレクション。『Vol.1』と同セッションによる第2弾は、知られざる佳曲を甦らせる鋭い選曲センスに驚かされる。
1983年1月ニューヨークで録音。実はこの日に録音されたアルバムは3枚ある。スタンダーズ1、そして2、『Changes』である。つまりこの3枚のアルパムは3つ子の関係にあると言う事だ。レコーディングされた順番で言うと『BregenzConcert』の次がこれら3つ子ということになる。遡って1971年、キースがまだコロンビアと契約していた頃、ソロ・ピアノ2作をライブでやった後契約を一方的に打ち切られたという事があり、その前に当時は全く無名だったECMのマンフレート・アイヒャーからレコーディングの3つの企画提案を受けていた。その3つというのは、
1.チック・コリア、ゲイリー・ピーコック、デイブ・ホランドとの2台のピアノと2台のベースとのレコーディング
2.ソロ・ピアノのレコーディング
3.ゲィリー・ピーコック、ジャック・ディジョネットとのトリオのレコーディング
である。
1. So Tender
2. Moon And Sand
3. In Love In Vain
4. Never Let Me Go
5. If I Should Lose You
6. I Fall In Love Too Easily

Keith Jarrett (p)
Gary Peacock (b)
Jack DeJohnette (d)

 

Power Station, NYC,
January, 1983

そのうちの2が1971年11月10日オスロで吹き込まれた『フェイシング・ユー』であり、3が3人の名前で吹き込まれたのは本作および3つ子の2作ということで、その12年後!ということになる。(ゲイリー・ピーコックの『Tales Of Another』は別として) このユニットがライブでなくスタジオで3作を作ったというところにまず重要なポイントがある。また、2作がスタンダード・ナンバー、1作がオリジナルというのも後のスタンダーズの活動の青写真を見ているようで極めて興味深い。1と2はメンバーおよびアイヒャーの意見でどのように並べる事も出来たのだろう。この後『スビリッツ』という癒しの期間が85年の5月から6月にかけての4週間あり、そこからすぐにスタンダーズのライブが延々と続くようになる。そう考えると、『スビリッツ』以前の自分の中でこのスタンダーズというユニットの可能性と重要性にキース自身が気がついたと言う事でもあるようだ。個人的にはスタンダース2の演奏、特に『So Tender』が最も好きな演奏だ。

Part1 もスバらしいが、このアルバムの一番の見せ場は、4曲目のNEVER Let me go だとおもいます。キースの旋律の美しさが光ります。このSTANDARDシリーズの初期の頃の作品ですが、この時期のキースはよくも悪くも、個性的です。

Keithのトリオは、この‘In Love In vain’と『星影-』の‘Too Young To Go Steady’をもう20年近く愛聴している。Keithの恍惚の紡ぎ出しに絡みつくGaryのピチカートも堪らん! (録音最高!)

 

 

 

 

 

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