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 Somewhere Before

ピアノの巨人キースがアトランティックに残した第3弾リーダー・アルバムにして、最高傑作が遂に高音質リマスターで甦る。ボブ・ディランの「マイ・バック・ペイジ」の名演奏が光る!
EMIのBLUENOTEのHPにおいて中川康樹氏曰く、「マイ・バック・ページ」の原曲を聴こうと、ディランのヴァージョンを聴くJAZZファンは“ほぼ例外なく”肩透かしをくらったような感じになるのだという。何故なら、キースはディランの曲調ではなく、それをカヴァーしたバーズのヴァージョンをカヴァーしたからだという。自分はまだディランもバーズも聴いていないが、しかし確かにこの「マイ・バック・ページ」の源流を確かめてみたい衝動を持たせられる。それ程とてつもない魅力を感じた。ベースの空気感で辺りを清めた後、唐突に来るピアノの入りの瞬間がたまらなくいい。今作はキラーチューンである1曲目が目立つが、しかし3など前衛的で豪胆な表現が盛り込まれており、1曲目の入場門を潜った先には、めくるめくキースの光と闇が交叉するグルーヴの世界に導かれる事となる。特にヨーロピアンテイストが盛り込まれた、彼独特の繊細なピアノの音色は若さの中にも光っている。
1 My Back Pages
2 Pretty Ballad
3 Moving soon
4 Somewhere before
5 New Rag
6 A Moment for Tears
7 Pouts' over
8 Dedicated to You
9 Old Rag
Keith Jarrett p
Cherlie Haden b
Paul Motian ds

Recorded live at the Shelly's Manne Hole, in Aug 1968

キースがチャーリー・ヘイデン(ベース)、ポール・モチアン(ドラムス)を従えて68年に録音した快作。キースの最初期のピアノ・トリオ作品ですが、本作を不朽の名作にしているのが、1曲目のDylanのMy Back Pages. ディランの作品をジャズで演奏した作品は数多くありますが、その中で五本の指に入ることは間違いなしの名演です。その他の曲も、キースらしさの片鱗がうかがえ、ジャズ・ピアノ・トリオの作品としても聴き応え十分。キース・ファン、ディラン・ファン双方にとって必聴の作品です。それを紙ジャケット仕様で入手できる貴方はラッキーです。
「My Back Pages 」が聴きたくて買いました。夜中、ドライブ中にFMでこの曲が流れてきて、なんだか涙が溢れてきました。クルマを停めて、くしゃくしゃになった顔をあげれば、満月が僕を見下ろしていました。泣かせます、メロディアスな音と音の間に悲しみが詰まっています。

 

 

 

 

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