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  Shades

 

Side 1 

Side 2 

名門ジャズ・レーベル,インパルスの40周年を記念した《インパルス・モア・ベスト50》の中の1枚。『ミステリーズ』と同時期の録音だが、その躍動感に満ちた演奏は実に対照的!
日本でのキース・ジャレットの人気は、その叙情性にあるみたいですが、異様に明るいキースはいかがでしょうか。おかげで、この作品、日本ではほとんど評価されていません。オーネット門下から招いたメンバーが、オーネットばりのフリージャズを展開しています。それまでの、宝の持ち腐れを反省したのでしょうか。しかし、メンバーのオーネット流R&Bサウンドをしり目に、キース一人だけニューオーリンズからカリブ海に飛んでいます。サックスのデューイ・レッドマンは、オーネット流フリージャズがやくわからないキースにいらだちながら吹いてます。チャーリ・ヘイデン、ポール・モチアンも昔をしのんで楽しんでます。今の彼らの姿はここにはありません。確かに裏ベストです。評価もそのあたりで1と5を!足して2で割りました。明るい、夏のドライブ向けのキース・ジャレットいかがでしょうか。
1. Shades Of Jazz
2. Southern Smiles
3. Rose Petals
4. Diatribe

Dewey Redman (ts, maracas, tamb)
Keith Jarrett (p, per)
Charlie Haden (b)
Paul Motian (d, per)
Guilherme Franco (per)

 

NYC, 1975

これ、アルバムとして最初に聴いたキースジャレットです。それまでジャレットに持っていたイメージってソロピアノ→ジョージウィンストンみたいな奴か?スタンダーズ→ビルエヴァンスのまねっこか?ヨーロピアンカルテット→ケニーGみたいなな軟弱ジャズぐらいに思っていたのです。総じてボブジュエームス系フュージョンの人がじゃずもやりますのような感じで見下していたのです。(全て、ちょいぎぎの思いこみ)ところがマイルスのLive evilで狂ったようにエレピ&オルガンを弾き叩いているお方が何を隠そうキースジャレットだと。ははぁ、どうやら、単なる聴きやすいだけじゃないのかな、そこで中古で手に入ったのがこれだったのです。ですがShades Of Jazzを最初聴いた時は、「なんだよ、音トビしてるじゃんか!」と返品したくなったほど、とんがったテーマリフにびっくり。めちゃめちゃつんのめりまくっているので、CDの故障か?と思うくらいの衝撃。(ほめているのか?)これにはまっちゃいましたねぇ。こういう曲をつくるキースもキースだが、一緒に演奏できるヘイデン、モチアンもすごい!特にポールモチアンは「あんたホントにワルツフォーデビーの人?」というくらいがっつんがっつん来てますし、チャーリーヘイデンの無機質なベース音がキースの激しい側面をよく引き出しているというか、すごくフィットしています。アメリカンカルテットはあまり評価されてないようですが、ワタクシ的にはヨーロピアンやスタンダーズよりある意味ぐっとくるものがありまして、好きになっちゃったんです。このアルバムは全編この調子で調子が狂っちゃうというか、素晴らしいのです。キースジャレットのネアカさというか肯定的な気分が伝わってきて楽しめる。なんたって最後のDiatribeがまたスゴイつんのめりで、ア、ア、ア、ありゃりゃ、終わっちゃったー、というあっけらかんとしたエンディングがなんと爽やかなことか!

 

 

 

 

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