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  My Song

 

Full Album   

1973年の『ビロンギング』以来4年ぶりとなるヨーロピアン・クァルテットの2作目。ヘイデンやモチアンらとのカルテットとは趣が異なる、このメンツならではのヨーロッパらしい抒情的なサウンドが特徴であり最大の魅力。
テナー・サックス・カルテットによるキース・ジャレットのオリジナルを6曲。77年のオスロでの録音。テナーのジャン・ガルバレックは若いフレーズをのびのびと吹く人で,キース・ジャレットの音の感覚をたくみに把みながらシンプルにプレイしてくれる。
キースの北欧カルテットは、ソロやアメリカン・カルテット、スタンダーズ・トリオとは、異質の、とても暖かい世界を作っています。これはキースの音楽性の広さだと思います。4のようにフォーク的な曲もありますが、1, 2は長調のテーマをソプラノサックスが始め、それを受けてピアノが展開していきます。美しく澄み切った感じがする世界ですが、キースのテンションはいつものように高いことが分かります。5は前衛的な曲。
1. Questar
2. My Song
3. Tabarka
4. Country
5. Mandala
6. Journey Home

Jan Garbarek (ts, ss)
Keith Jarrett (p, per)
Palle Danielsson (b)
Jon Christensen (d)

 

Talent Studios, Oslo, Norway,
October 31, November 1, 1977

キースも難解な作品が多いので、緊張を強いられるため、『ケルン・コンサート』以外は、あまり聴きません。親しみやすいアルバムでは、この『マイ・ソング』が挙げられます。ケルンでの伝説のコンサートの後、彼が、北欧の名ミュージャンと録音したのが、この作品です。1977年11月にオスロで録音し、ヤン・ガルバレク(サックス この人がとても雰囲気のあるあたたかい音を出しています)、パレ・ダニエルソン(ベース)、ヨン・クリステンセン(ドラムス)、の4人のクァルテットです。後の2人はあまり良いとは思えないのですが・・。ポピュラー・ミュージックの雰囲気を漂わせますが、この時代はフュージョンが台頭しだした頃で、音楽的には、よりポップなものを目指していたのでしょう。後の「スタンダード」シリーズに続くようです。2曲目の「マイ・ソング」を休日の朝に聴くと、爽やかな風が部屋を駆け抜けるようで、一日がとても幸せな気分で始まります。 透明感のあるピアノはキース・ジャレットそのものですが、ヨーロッパに行ったことで、 きっと彼の音楽に良い影響を与えたのでしょう。

 

 

 

 

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