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  My Foolish Heart

2001年7月22日、モントルー・ジャズ・フェスティバル・ライヴから、世界で最も永く続く永遠に不滅のトリオ――結成25周年目を迎えるキース・ジャレット・トリオ18作目は2001年モントルー・ジャズ・フェスのライヴ音源から名曲をズラリと並べた21世紀の“スタンダーズ”集。「然るべき時が現れるまで」あたためておいた音がついにリリースされる。キース自身の言葉から引用すると、「最もメロディックに、スインギーに、ダイナミックに浮揚するトリオが捕らえられている」アルバムである。
Disc:1
1. Four
2. My Foolish Heart
3. Oleo
4. What's New?
5. The Song Is You
6. Ain't Misbehavin'
Disc:2
7. Honeysuckle Rose
8. You Took Advantage Of Me
9. Straight, No Chaser
10. Five Brothers
11. Guess I'll Hang My Tears Out To Dry
12. On Green Dolphin Street
13 Only The Lonely

Keith Jarrett (p)
Gary Peacock (b)
Jack DeJohnette (d)

 

"Montreux Jazz Festival", "Stravinski Auditorium",
Montreux, Switzerland, July 22, 2001

キースの全てを聞き直したわけでもなく全てを持っているわけではないが、今回のCDほど各自のソロが長いCDはないのでは?1−2のキース、1−3のドラム、1−4のベース。ソロとトリオが自然に混在している。それぞれがキースの言うマイスターに近くなったからこそ、若さが分かるというCDとも言うのだろうか?僕がキースを好きになったのは、35年ぐらい前に京都のシアンクレールでマイバックぺージを聞いて以来だが、その頃はラグタイムを弾きながら、ニュージャズ的なアプローチもしていた。古きを学びながら、新しきを学び、クラッシクに興味を示しながらポップスも取り入れてしまうキースその人のトリオでのベストアルバムだと思う。その証明がポップスを演奏した2−7だと思う。トリオを聞いて楽しくなり、気持ちが高揚することはあるが、トリオで泣きたくなるのはビルエバンスのワルツフォーデビィー以来だ。

昨年スタンダーズ25周年記念いうて満を持してだしまっせ、のこの盤が出たとき、演奏が2001年と聞いてたいそう落胆したものだ。それじゃ20年にもならないじゃん!どうしてこんな古いのを(涙)といいつつ、聴いてみると、良いのである。これが。いまとなっては古い録音だが、それなりにサプライズがある。あるからゆるしちゃお、ってことで、1年後愛聴盤になったのだから人間わからないものだ。では、この盤でのサプライズとは何かキースがいつになく荒っぽい。テキトーで軽い。そして激しいそれが実にジャズしているのである。特に
Ain't Misbehavin'
Honeysuckle Rose
You Took Advantage Of Me
の3曲はえ!キースがこんな事しちゃっていいの?ってくらいジャズくさく、楽しい。思わずニヤニヤしてしまう うきうきスタンダーズなのである。 へ〜、こういうのもあるんだ、こりゃ確かにオクラ出しダネ といまでは思っております。ハイ

最大の印象はきらきらした宝石だ。キースの音のタッチは、立っており、よりクリアーだ。構成はシンプルであり、曲のなかでの混沌や停滞がなく、すっきりした仕上がりだ。ラグタイム風の曲もあり、バラエティにとんだ選曲だ。いくつかのテーマのミスタッチすら気にならない。何年も熟成しただけのことはある。

 

 

 

 

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