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  Birth

デューイレッドマン参加の最初の作品。とはいえ、これと「流星」および、遅れて発売になったEl Judicioの3枚は71年、マイルスバンドが停滞していた間にキースがリーダーとして行った2つのセッションから録られたもの。最初に出た「流星」にレッドマン分が含まれなかっただけのことである。
タイトル曲はキースらしいピアノのイントロで始まり、コルトレーン×モンクのような美しい曲だ。続く(2)はベースにファズをかけてオルガンのような音にしたかっこいいロックな曲。ここではキースはSSでレッドマンとかけあっている。この辺は良い感じなのだが、他の曲はいわゆるアメリカンカルテットの悪のり系が炸裂しまくって、正直つらい。流星のほうはゴスペルタッチの&ゲイリーバートン~エクスペクテーションにつながる、楽しさがあるのだが....フォートヤウやバイヤブルーが好きな人なら良いかもしれませんね。

1. Birth
2. Mortgage on My Soul (Wah-Wah)
3. Spirit
4. Markings
5. Forget Your Memories (And They'll Remember You)
6. Remorse

Dewey Redman (ts)
Keith Jarrett (p)
Charlie Haden (b)
Paul Motian (d)

NYC, July 15, 1971

バース=誕生。わかるけど、あまりにも悪趣味なジャケットだ。この71年当時、長男誕生を記念してのタイトル曲はコルトレーン×モンクを彷彿するグッとくるバラード。良いです。続くMortgage On My Soulはヘイデンのワウワウベースがハモンドオルガンのように響くカッコイイロック。但し、キースは弾いていない吹いている(ss)。ここまではおお!である。立花ハジメ風テーマの小品Markingもすがすがしい。しかし、残りは何ともやり過ぎというか、生なかなアメカルファンにチトつらい民族系・オーネット系の嵐。
この作品は流星/EL jucioと同じセッションからの2発目だそうだが、デューイレッドマン参加分は流星には収録されなかったのでアメリカンカルテット「誕生」のアルバムとされている。しかし、フォーク/ゴスペル系の多くは流星に持って行かれたみたいでこのアルバム全部を35分間じーっと聴き通すのはちとつらいチト河内である。

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