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  As Long As You're Living Yours

ポップス、クラシック、ジャズなど各ジャンルの多彩な顔ぶれが、各々の解釈で演奏を披露。キース・ジャレットの楽曲がスタンダード曲になり得る優れた作品であることを実証しているようだ。
ジャズ・ピアニストであり、即興演奏家でもあるキース・ジャレットは、20世紀を代表する音楽家のひとりとして、多くの人々に多大なる影響を与えてきた。本作はキースゆかりのオリジナル楽曲を、ジャズ~ラテン~ポップス系のミュージシャンが取り上げた好企画盤。参加ミュージシャンも、ブルース・ホーンズビーに始まり、チューチョ・ヴァルデス、ジョン・スコフィールドなど多彩。キースの音楽性を多面的に捉えることができる。デニー・ザイトリンの「ダンシング」は日本のみボーナス・トラック。
1. Backhand
2. U Dance
3. Coral
4. Innocence
5. Book Of Ways #9
6. So Tender
7. Starbright
8. Book Of Ways #10
9. The Cure
10. Shades Of Jazz
11. Somewhere Before
12. Prism
13. Everything That Lives Laments
piano : Bruce Hornsby (on 1)
Chucho Valdes (on 2)
Bob James (on 5)
D.D.Jackson (on 13)
organ : John Novello (on 12)
vibes, marimba : Mike Mainieri (on 7)
violin : Nadja Salerno-Sonnenberg (on 5)
guitar : John Scofield (on 3)
Andy Summer (on 12)
bass : Dennis Irwin (on 3,10)
Massimo Biolcati (on 4)
Drew Gress (on 11)
drums : Jason Marsalis (on 1)
Ralph Peterson (on 3)
Bob Gullotti (on 4)
Adam Nussbaum (on 10)
Joel Taylor (on 12)
percussion : Theodore "Bo" Bollis (on 1; vocals on 1)
clarinet : Don Byron (on 11)
soprano saxophone : Jimmy Greene (on 9)
tenor saxophone : Tim Green (horns on 1)
Clarence Johnson III (horns on 1)
George Garzone (on 4)
Joe Lovano (on 10)
baritone saxophone : Reginald Houston (horns on 1)
Jay Rodriguez (on 2)
trumpet : Percy Miller (on 1)
Tom Harrell (on 10)
trombone : Craig Klein (horns on 1)
sousaphone : Matt Perrine (horns on 1)
Nueva Rumba : Eddie Bobe (percussion on 6)
Edgardo Miranda (guitar on 6)
Tony Batista (bass on 6)
Flux Quartet : Tom Chiu (violin on 8)
Cornelius Dufallo (violin on 8)
Kenji Bunch (viola on 8)
Darrett Adkins (viola on 8)
drum/keyboard programming : Lord Jamar (on 9)
クラシカルであることへの免罪符を開いたミュージシャンとしてキースの功績は計り知れないがここではキースがすでに20世紀を代表するミュージシャンンであるというリスペクトにのっとって集まった13のトリビュート演奏が収録された。しょっぱなのニューオリンズの香り一杯の演奏を聴けばキースが持っている音楽の範囲を広さを思い出すだろう。いまや売り出し中のチューチョ・ヴァルデス(p)とバリトン・サックスのデュオローグで奏でる「ユー・ダンス」、ジョンスコ〜デニス・アーウィン〜ラルフ・ピーターソンというマニアックなトリオによる「Cral」、指導的な面も含めて大物振りを発揮するジョージ・ガゾーンによる「イノセンス」、ESP盤以来のハイ・テンションで我々を驚かせるボブ・ジェームス(p)とナジャ・セラーノーショーネンブルグ(vln)のデュオ、マイク・マイニエリ(vib,Marimba)による珍しいソロ演奏。さらに、ジミー・グリーン(ss)をフィーチャーした「The Cure」、ジョー・ロヴァーノ(ts)〜トム・ハレル(tp)〜デニス・アーウィン(b)〜アダム・ナスバウム(ds)によるピアノレス・カルテットでの「Shades Of Jazz」、売り出し中のドン・バイロン(cl)がこれまた人気急上昇中のドリュー・グレス(b)とのデュオで演奏する人気ナンバー「サムホエア・ビフォー」は、スティーブ・レイシー以来の逸材と目されるバイロンの、面目躍如のペーソス溢れる演奏が楽しめる。クラリネットに新風を吹込んだバイロンと今の時代を最もストレートに反映するグレスの重いベースが創り出す見事な空間はジャズの歴史を包含したテンション高き演奏。ジャズを超えた広がりを見せつけたD.D.ジャクソンは、あまりにも象徴的なタイトル「Everything That Lives Laments」をソロピアノで心に突き刺さるように演奏している。万華鏡のようなこの作品は、キースの「音世界」の大きさを感じさせて余りある。

 

 

 

 

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