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  At the Five Spot Vol 1

 

 

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このFive Spotのライブは人気セッションなので色んな形で出ている(手持ちはアナログの2巻)。1面1,2曲というたっぷりした収録で、存分に彼らの結果的に絶好調な演奏が聞ける。最初は、クェスト以来の再演である火のワルツFIRE WALTZが一番好きだったが、Like someon in loveも良いし、もう一枚の記録にあるBooker's Waltzも後からしみじみ良さが分かるし、これがホントウのジャズだ、と思わせる何かを持った盤であることに、大方の異論はないだろう。全部で4枚に分かれて出ているので、全部買うことが必要である。大傑作、ドルフィーの素晴らしさは勿論ですがブッカー・リトルが奇跡的なプレイを聴かせる。
(いつに無い、驚くべき明哲なアドリブ・メロディーライン!)チューニングのズレたピアノを効果的に操るマル・ウォルドロンもアーシーなフィーリングを発散してイヤが上にも盛り立てています。ドラムとベースの御両人も渥美のある基礎音を構築して完璧。

1-1. Fire Waltz
1-2. Fire Waltz
2-1. Bee Vamp

2-2. Bee Vamp
3-1. The Prophet

3-2. The Prophet
4. Bee Vamp (alt take)

Eric Dolphy, fl, bc, as
Booker Little, tp
Mal Waldron, p
Richard Davis, b
Eddie Blackwell, ds

Recorded live at the Five Spot,
New York; July 16, 1961

ソロの凄みはともかく、グループ演奏として、この日の演奏が彼のキャリアの中で最高の出来だったことは間違いありません。一般的な意味におけるインタープレイとは全く異なるようななにか、しかしそうとしか呼びようがないなにかがここにはあって、火達磨のような演奏が繰り広げられる。さらに言うならば、このセッションにおけるドルフィーの美点はその音階の幅にあるのではないかと思います。うねるように走り抜けるフレーズはいつもの通りでしょうが、しかしそのうねっていく高さと低さ、その幅が際立って広く、そしてそれが彼の音楽をより大きく自由にしている。

 

 

 

 

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