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  Fuego

Full Album   

ハードバップ期はもちろん、フュージョン期にも数多くの作品を残しているドナルド・バード。『Place And Spaces』のような、スカイハイ・プロダクション絡みのフュージョン期の作品が、現在の若い世代を中心に愛聴されている。しかし、モダンジャズ全盛期のこのアルバムも忘れてはならないだろう。強烈な個性がせめぎあう当時のジャズ界にあって、バードのスタイルやアルバムは突出していたとは言いにくい。 だが、59年10月に録音された本作では、実にはつらつとした演奏を聴かせてくれる。メンバーはジャッキー・マクリーン(as)、デューク・ピアソン(p)、ダグ・ワトキンス(b)、レックス・ハンフリーズ(ds)。格調高いタイトル曲や、これぞバードの真骨頂であろうファンキージャズ『エーメン』など、どれも充実した演奏ばかりだ。ハードバップを聴く醍醐味が凝縮されたというと大げさだが、バードの実力が余すところなく発揮された会心の傑作だ。

 

1. Fuego
2. Bup A Loup
3. Funky Mama
4. Low Life
5. Lament
6. Amen

Donald Byrd tp
Jackie Mclean as
Duke Pearson p
Doug Watkins bass
Lex Humphries ds

Recorded on Oct 4, 1959

俗に言う擦り切れるほど聴いた一枚。この人Donald Byrdは頭がよすぎて、この後商売気が出てしまう。これはその前の傑作で、臭いほどのファンクだが、Nelson贔屓の「泣きのMcLean」も堪能できる。Duke Pearsonも、駆け出しの頃はこんなピアノを弾いていたんです。兎に角、ジャズ喫茶での超人気盤となったのも理解できる親しみやすさ、黒っぽさ、熱っぽさが散りばめられている。B面人気盤のひとつ。

57年のダウンビート誌の批評家投票で新人の第1位に選ばれたが,実力がそれに伴なうまで暫くの時を必要とし,このアルバム以降完全なものとなった。全曲共オリジナル作品で,146が知名度高く彼の代表作といえる。ファンキーなバードの面目躍如だ。
クリフォード・ブラウン亡き後に登場した才能ある何人かの若手トランペッターの中でも、ブラウンの後継者の最右翼の一人と目されたドナルド・バードは、スムーズなフレーズと、つややかな音色でブルーノートの数々のセッションに登場した。中でもフュエゴはバードの最高傑作で50年代ハード・バップ・ジャズの精神を伝える人気盤だ。ジャッキー・マックリーンの参加もこのアルバムに哀愁と粋なムードをもりたてるのに一役買っている。レッド系のモノトーンの写真と黄色のアメリカン・タイポグラフィをあしらったジャケット・デザインも秀逸で、クール・ストラッッティンとならぶジャズ喫茶必須アイテムである。ハバード、モーガン、ファーマー、ドーハムなど有能なトランペッターが排出した50年代だが、彼らはまさに時代とともに登場したハード・バップの申し子なのであろう。
4000番台も始めの方なので、ファンキーと言ってもまだまだ品の良さが漂う。アルトのマクリーンを相方に、王道的なハード・バップを繰り広げたのが、このアルバムだ。ファンキー・ジャズの名曲5、6がたまらないのは勿論だが、ブルージーなジャム曲3もかなりの聴き物。ピアソンのピアノは、自己名義のアルバムとは打って変わって、ブルースを感じさせて、なかなかいい。ジャケットも含め、いかにもブルーノート、というこのアルバム。ジャズ・メッセンジャーズの「モーニン」あたりが好きな人は必聴でしょう。
”プロフェッサー・バード”の別名でも知られる人気トランペッターが放った究極のファンキー・アルバム。ジャッキー・マクリーン、デューク・ピアソンなど参加メンバーも熱演。

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