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  Electric Byrd

 

Full Album    

Mizell兄弟が参加する直前の1970のアルバムなので、逆にバードのペットがメインのアルバムであり、彼を楽しむならマイゼル兄弟作品群よりもピュアだと思われます。。前作『fancy free』ではどうもハービー教授のパクリっぽいのが多かったのですが、今作もエレクトリックマイルズの影響大と言えるでしょう。全体として、ボーっと聴けるドラックな感じの曲が多く、トリップしたいジャズファンにお薦めです。

 

1. Estavanico
2. Essence
3. Xibaba
4. The Dude

Donald Byrd (tp)
Bill Champbell (tb)
Hermeto Pascoal (fl -4)
Jerry Dodgion (as, ss, fl)
Lew Tabackin (ts, fl)
Frank Foster (ts, acl)
Pepper Adams (bars, cl)
Duke Pearson (el-p)
Wally Richardson (g)
Ron Carter (b)
Mickey Roker (d)
Airto Moreira (per)

 

Rudy Van Gelder Studio,
Englewood Cliffs, NJ, May 15, 1970

未聴作品は山ほどありますが、D.バード(tp)作品の面白さの1つは、その時代毎にハード・バップであったり、エレクトリックなモードっぽさであったり、(そして個人的には大好きですが)ファンク/レアグルーヴであったりと、さまざまなスタイルを楽しめるところなのかなぁと思います。そういう意味だと、御大マイルスにも通じるところがあるのかも知れません。
本作('70年作)はファンク/レアグルーヴ路線の一歩手前、エレクトリックで何やらとってもドープな感じのする内容になっています。タイトルが示すところは単に時代の流れに追従するという安直な意味合いではなく、来るべきバード新時代への高らかな宣言なのかも知れません。いきなりワウワウとギターが唸っている[1]、そのモヤッとした中をD.バードのtpが突き抜けて行きます。[2]では何やらエキゾチックな楽器の音色に導かれて始まり、いやにブルージーなバードのtpがそのかっこよさを見せつけます。D.ピアーソンの抑えまくったel-pといい、R.カーターのバックに徹するbといい、バップ期でもなくファンク期でもない移行期?のD.バード作品としてそれ程目立つものではないかも知れませんが、何とも妖しいこの感じが堪りません。エフェクトかかりまくりのtsは誰でしょうか?F.フォスター?L.タバッキン?

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