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  Byrd in Hand

 

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ファンキーな知性派バードの実力を知らしめるバリトン入りセクステット第2作。歌心溢れる<ウィッチクラフト>や哀愁の<クラリオン・コールズ>の名演で知られる人気盤。
卓越した作編曲能力、そしてブルーノートを代表するトランペッターへと成長していくドナルド・バードの傑作。初期とはいえ、当時多くのミュージシャンに影響を与えた大物ぶりが伺える。
一曲目が渋い「ウィッチクラフト」バリトンが大きくフィーチャーされる二曲目、しかももう一本がアルトからテナーに変わったから何だか前作「オフ・トゥ・ザ・レイシズ」に較べるとダークな印象を受けるんだね。ピアノがケリーからウォルター・デイビスに変わったのも大きい、トーンもフレーズも全然違うしね。それに合わせてバードも前作の様な明るいトーンでバリバリ吹きまくってないよね、影の有る憂いを帯びた音色で柔らかくタメを利かせて吹いている。ところが後半のデイビス作品二曲(どちらも良い曲ですね)最後のバピッシュな曲は前作と同じアプローチなんだね、なるほどって思った。つまり前作と前半後半の曲のタイプを入れ替えているんだな、前作は後半にブルース持ってきてたからね。ジャケ写真の違いも有る、前作は顔が上向きで笑っている、今作品は如何にもダークな感じでしょう。言わば二つの作品の味わいの違いは巧妙なパッケージングによって意図的に作り出されたって事かな… つくづくバードは天才だと思っちゃった、凄いよ。

1. Witchcraft
2. Here Am I
3. Devil Whip
4. Bronze Dance
5. Clarion Calls
6. The Injuns

Donald Byrd (tp)
Charlie Rouse (ts)
Pepper Adams (bars)
Walter Davis Jr. (p)
Sam Jones (b)
Art Taylor (d)

Rudy Van Gelder Studio,
Hackensack, NJ, May 31, 1959

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