リースが、ワンホーンで落ち着いて吹いている作品。選曲も良い。まず、1曲目の「ゴースト・オブ・チャンス」で引き込まれます。ウォルター・ビショップの滑らかなピアノ(レッド・ガーランド風だが)、整ったATのドラム、ワトキンスのベースもすべてが調和している。夜、ウィスキーでも飲みながら安心して聴ける。彼のブルー・ノート3部作で最高傑作だと思う。
ブルーノート4000番台の珍しいワンホーンの一つ.とくにトランペットではこのアルバムだけ.曲に関しては夭折したクリフォード・ブラウンを意識した内容になっていると思われるが,比較されるので損をしていると思う.個人的にはリー・モーガンの切れの良い吹き方が好みなので,吹き鳴らしているようなディジーのペットは今ひとつ.ワンホーンは好きなので,期待していたがやや期待はずれ.この後ディジー名義の録音がないのもうなずける.
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