私が所有するアルバムをご紹介いたします。
Topページ
好きなアルバム
最近聴いたアルバム
YouTube
気になるサイト

 Duets 1975 (Full Album)

1975年A&Mからオリジナル・リリースされたデュオ名盤。3曲のオリジナル+素晴らしいカヴァーで構成。
ココまで変わらないと逆に安心感を与えて貰える。これはアイロニーではなく褒め言葉。テイク・ファイブが1959年。16年後の彼らもやっぱり変わらない。私自身の本音を云えば彼らには変わって欲しくないというタイプのアーティスト。何時の時代を聴いてもいつもの音で迎えてくれる。ブルーベックは健在で御年87歳、デスモンドはこの作品の2年後、77年に52歳で亡くなられました。ブルーベックの新録は81歳の時点で録音された2001年のテラーク盤以降出ていない。年齢が年齢だけに引退されたのでしょうかね?ブルーベックの作品を聴く時、特にカルテットの場合はフロントの二人はもちろんなのですが、私の注意はかなりの比率でジョー・モレロのドラムに注がれます。悪いという意味ではなく、モレロ以外のドラマーだとちょっと大げさですが調子が狂います。ジョー・モレロの存在しないブルーベック・カルテットは気の抜けた炭酸飲料のような感覚に陥ります。そのくらい彼の叩くドラムが脳裏に刷り込まれています。

1. Alice in Wonderland
2. These Foolish Things
3. Blue Dove
4. Stardust
5. Koto Song
6. Balcony Rock
7. Summer Song
8. You Got to My Head

Paul Desmond (as)
Dave Brubeck (p)

 

Recorded 1975.06,09

で、デュオだとどうか。それこそスカスカなのかと思いきや、案外好いではないか。二人の特性であるソフトな肌触りのような音色がデュオにはかなりマッチしています。『Dave Digs Disney』で演奏されているA-1や『Impressions of Japan』からの再演B-1など落ち着いたプレイで応じます。B-4のみライブ収録です。デスモンドを77年に失ったブルーベックの録音が、その年の前後に極端に少なくなっていると思うのは気のせいでしょうか。このアルバム以降の作品を聴いていないので判らないのですが、逆にデスモンドを失ったこの後の彼の作品に大胆なイメージ・チェンジが存在しているのでしょうか。ちょっと気になります。

Copyright © 2011-2015 toppe 2 All rights reserved.
by ジャズアルバム紹介



inserted by FC2 system