77年録音。ありそうでなかったベイシーとガレスピーの共演作。ノーマン・グランツが仕組んだ巨匠同士の組み合わせですが、もうこれくらいの域に達すると、タイトル通り「天才たち」ですからね、ワシはカンザス・シティ仕込みのストライドピアノやさかい、とかワイはHipなビバッパーやったがな、とか関係なくて、自分の音を出せば自然と二人掛け合わせて世界が広がるちゅうことなんでしょうね。ベイシーもガレスピーも一音の空間がデカイというか、一言二言交わしていけばどんどんグルーヴしていくちゅう感じです。グランツはこの二人の音世界を完全に私物化して楽しんでたんでしょうが、エラかったのはちゃんとLPにして発売したことでんな。
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