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  Basie In London

ホーン・リフであおりまくる狂騒的なダンスビートと、レスター・ヤングやバック・クレイトンなどの花形ソロイストを擁した黄金期。30年代はジャンププルースの源流ともいうべき、粗雑さにあふれた躍動感が魅力だったベイシー楽団。だが、50年代に入ると洗練さを増して、綿密なアンサンブルを聴かせるようになった。本作は、ベイシー楽団が欧州ツアーを行った56年に、スウェーデンでのコンサートの模様を収録したものである。50年代のベイシーの代表的な1枚として有名な作品だ。フレディ・グリーンを中心とした鉄壁のリズム隊にのって、切れ味鋭いブラス隊とサックス陣が織りなすサウンドは、実に華やかで豪快だ。3曲でブルージーな喉を聴かせてくれるジョー・ウィリアムスの重厚なボーカルも、野性味があっていい。しかめっ面の薄暗いイメージを一掃する、ブラックダンスサウンドとしてのジャズ。ジャズは白人にへつらった、軟弱で高尚さを売りにした音楽だ、なんて思っているブラックミュージックフリークにこそ聴いてもらいたい1枚だ。
1. Jumpin' At The Woodside
2. Shiny Stockings
3. How High The Moon
4. Nails
5. Flute Juice
6. One O'Clock Jump
7. Alright, Okay You Win
8. Roll 'Em Pete
9. The Comeback
10. Blues Backstage
11. Corner Pocket
12. Blee Blop Blues
13. Yesterdays
14. Untitled
15. Sixteen Men Swinging
16. Plymouth Rock

Count Basie (p),
Freddie Green (gt),
Eddie Jones (b),
Sonny Payne (dr),
Reunald Jones, Thad Jones, Wendell Cully, Joe Newman (tp),
Henry Coker, Benny Powell, Bill Hughes (tb),
Marshal Royal(as,cl), Bill Graham (as), Frank Foster (ts),
Frank Wess (ts,fl), Charlie Fawlkes (bs),
Joe Williams (vo)

 

Konserthuset, Gothenburg, Sweden, Sep 7, 1956

1956.0907、スウェーデンでのライブ録音(タイトルのロンドンじゃないです)。リードの、ブラスの、ドラムスの、リズムギターの、そして、ベイシーの、圧倒的なパワー・パワー・パワー!!!ビッグバンドは苦手、聴いたこと無い、等々の方、是非聴いて下さい、異常に熱狂する聴衆のもとにタイムスリップできます。
一時期バンドを縮小していたベイシーが、新メンバーを集いNew Basie Bandとして快進撃を始めた頃の決定的ライブ盤。新メンバーのアレンジにより以前よりモダンになったが、あのリラックスしながらも物凄くタイトなSWING感は不滅で、当時全盛であったであろうハードバップとはまた違ったJAZZを理屈抜きに楽しめます。またフレディー グリーンのリズムギターもよく聞こえ、いかに彼がバンドをSWINGさせていたかがわかるのも、この盤の魅力のひとつです。
これぞ ビッグ バンド!!!
ライブ なので 聴衆の 拍手 や 歓声 が 入って いて 臨場感 抜群 !ジャズ が 本来 ダンス するための 音楽 だって思い 出させてくれます。どこかの ボールルーム で 皆が 踊ってる のが 目に 浮かぶ ような 演奏です!ビック バンド 聴いたこと ない方は どうぞ 手に いれて 下さい !!!
ベイシーとは縁が深いスウェーデンのイェーテボリでのライブ録音。商業的な成功を収めた April In Paris を引っさげてのツアーなだけに観客の熱狂ぶりも凄まじく、やたらとノッているバンドの雰囲気と相まって、異様な熱気に包まれている会場の雰囲気がスピーカー越しにもよく伝わってきます。ヘッドアレンジで猛烈にスウィングするオールドベイシー時代からのレパートリー Jumpin' At The Woodside で幕を明け、観客の気持ちを知りつくしたかのような絶妙な選曲。プレイヤーとしては優秀であるものの、素行に問題があったといわれるリードトランペッター、Reunald Jones も絶好調!
1957年の Roulette レーベル移籍直前の過渡期的な演奏であるものの、後の黄金時代を予感させる充実した演奏です。入手しやすい、曲数多い、代表曲だらけ、そしてもちろん演奏サイコー!という至れり尽くせりの一枚。なお、近年発売されたThe Complete Clef / Verve Count Basie Fifties Studio Recordings で、再発以来長年 Untitled とされてきた音源が Oink という曲名だったことが判明しました。

 

 

 

 

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