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  The Basie Big Band

 

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このアルバムは、パブロ移籍後第一作で、また数あるパブロ時代のアルバムでも特に素晴らしい一枚です。ベイシーらしいSwingが楽しい「フレックル・フェイス」やとぼけたトロンボーンが最高の「トール・コットン」、エッジの効いた「ウィンド・マシーン」や「ヒーツ・オン」など、聴きどころ満載で、アマチュア・ビッグ・バンドのバイブルでもあります。ネスティコの斬新な曲想とアレンジの貢献がかなりに大きかったのは勿論でしょうが、ビッグ・バンドという形態がとっくにメイン・ストリームでなくなった1970年代後半に、ベイシーが(多くの古いアーティストがそうであるように)「ナツメロ」に走らずこうした意欲作を発表し続けた事に感嘆します。
1. Front Burner
2. Freckle Face
3. Orange Sherbert
4. Soft As Velvet
5. The Heat's On
6. Midnight Freight
7. Give 'Em Time
8. The Wind Machine
9. Tall Cotton

Count Basie (p),
Freddie Green (gt),
John Duke (b),
Butch Miles (dr),
Bobby Mitchel, Frank Szabo, Sonny Cohn, Pete Minger, Dave Stahl (tp),
Al Grey, Curtis Fuller, Mel Wanzo (tb), Bill Hughes (btb),
Jimmy Forest, Eric Dixon (ts), Bobby Plater, Danny Turner (as),
Charlie Fawlkes (bs)

 

LA, Aug 26 & 27, 1975

名プロデューサー、Norman Granz が再々(々?)度興したレコード会社、Pablo への移籍後の初スタジオ録音作。ちなみにライブ作はこの前に Jazz At TheSanta Monica Civic '72、Fun Time の2作品がリリースされているものの、スタジオ録音はなく、本作はレーベル設立から3年、待望のスタジオ録音といえるでしょう。全楽曲が Basie-Straight Ahead、Have A Nice Day に続いて Sammy Nestico (arr) のペンによるもの。The Heat's On、Freckle Face などその後の重要レパートリーとなる曲が多く、必聴です!なかでもその後のバンドのキーマンとなる Butch Miles (dr) 若さみなぎるプレイや、疾走感では歴代のテナー随一の Jimmy Forrest (ts) のソロは特筆ものです。ちなみに録音された時期、1975年8月24〜30日にはバンドはLAのディズニーランドに出演しており、その合間を縫って昼間スタジオ入りして録音されたものだそうです。それでも決して「やっつけ仕事」的ではなく(当然ですが)捨て曲がひとつもないのは驚異的ですね。

 

 

 

 

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