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  A Simple Matter of Conviction

 

Full Album   

エディー・ゴメスは、このアルバムでビル・エヴァンス・ワールドに初登場となります。鈍重だったチャック・イスラエルに代わり、羽を持って飛び立たんばかりの21歳の若者は、ビル・エヴァンスに大きな希望を与えたことでしょう。シェリー・マンのさりげないけど、とてつもない大きさを初めて認識させてくれるアルバムでもあります。

 

1. A Simple Matter Of Conviction
2. Stella By Starlight
3. Unless It's You
4. Laura
5. My Melancholy Baby
6. I'm Getting Sentimental Over You
7. Star Eyes
8. Only Child
9. These Things Called Changes

Bill Evans (p)
Eddie Gomez (b)
Shelly Manne (ds)

 

Recorded 1966.10.04

 

「ア・シンプル・マター・オヴ・コンヴィクション (1)」
最初からブロック・コードのエヴァンス節炸裂!いきなりエヴァンスの世界にスッポリと包まれます。ゴメスの低音を効かせたソロも良く、エヴァンスとマンのバースも緊張感があります。別格でちょっと浸りたい91点です。
「ステラ・バイ・スターライト (2)」
エディー・ゴメスがベース・ソロを聴かせます。そして、このアルバム中最高のパフォーマンスを見せます。いいぞ!その調子!頼むぞ!やはりチャック・イスラエルよりだいぶいいです。エヴァンスのハーモニーとメロディーが美しく合体した官能美と、ゴメスの将来性に、いつまでも浸っていたい92点です。
「アンレス・イッツ・ユー(3)」
テーマではゴメスのベースとマンのドラムがとてもイー感じでエヴァンスを包み込みます。このトリオはいいなー。エヴァンスのソロがというより三人のチーム・プレイがお洒落で格好良く87点です。
「ローラ (4)」
スイング時代にバラードとしてよく唄われた曲ですが、ここではミディアム・テンポで演奏されます。気分は少しオールド・ファッションに傾きます。ちょっといい86点です。
「マイ・メランコリー・ベイビー (5)」
これも古いスタンダードです。ブロック・コードで魅了するエヴァンスのピアノ、男らしい大人の余裕を感じさせるマンのドラム、細かい音符をテンポよく繰り出すゴメスのベース、三者三様の魅力を発揮して、別格直前の89点です。
「アイム・ゲッティング・センチメンタル・オーヴァー・ユー (6)」
トミー・ドーシーの切ないトロンボーンで有名な曲ですが、別格のエヴァンス・ミュージックとなり、90点です。
「スター・アイズ (7)」
エヴァンスはフツーに良くて、マンのドラムは唸りたくなるような巧みさで、ゴメスは非凡さを見せてくれます。お洒落で格好いい87点です。
「オンリー・チャイルド(8)」
初めて静かな曲となります。エヴァンスが一人で出て、やがてゴメスとマンが加わります。いつもならスーッとエヴァンスの世界に吸い込まれて行くタイプの曲なのですが、これは中に入らせてくれません。ゴメスにもマンにも文句をつける所はありません。エヴァンスのどこがどう違うのでしょうか。別格直前の89点です。
「ジーズ・シングス・コールド・チェンジズ(9)」
これも三者が一体となった演奏です。ゴメスの2倍速、3倍速のソロは、ラファロの後継者を思わせ、マンのドラミングの巧みさには唸らされます。エヴァンスのピアノには官能の香りが僅かに漂い、お洒落で格好よく気品すら感じさせる88点です。

 

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