同意してくださる方は少ないと思いますが、なんとなくシューベルトの変奏曲を聴いているような気分になります。次々に変わっていく風景が過ぎ去っていくのだけれども、振り返ってみると曲全体にストーリー性がある、そんな感じです。アーマッドジャマルの脳の中は一体どうなっているのだろうか。こんなに多彩なアドリブを繰り広げられるミュージシャンはどれくらい居るのだろうか。(デューク・エリントンやマイルス・デイヴィス並みのアドリブだと思います。)
p.s.以前は、1950年代のアーマッドジャマルしか聴かなかったけど、このアルバム(1970年)は創造性豊かな良いアルバムです。何度も聴きたくなります。
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