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  Poinciana - Olympia - Zycopolis TV

50年代のジャマルのピアノ・スタイルは、 音が少なく思索的なピアノ・スタイルでした。 カウント・ベイシーやセロニアス・モンクのような省エネ・ピアノです。 そのスタイルがいたくお気に召した帝王は、自らのコンボを結成する過程において、 ジャマルをピアニストとして加入させることを決意し、本人に打診します。 しかし本人は活動拠点であるシカゴを離れる気が無かったため、その誘いを断り、 マイルスはやむなくレッド・ガーランドをピアノに据えたと言われています。 考えてみると、50年代のマイルスのコンボは、 マイルス〜ロリンズ〜ジャマル〜チェンバース〜フィリー・ジョーを理想形としながら、心ならずも マイルス〜コルトレーン〜ガーランド〜チェンバース〜フィリー・ジョーとなったんですね。 キャノンボール・アダレイの有名な「サムシン・エルス」の1曲目 誰でもご存知の「枯葉」ですが、 ハンク・ジョーンズのピアノによるイントロは、ジャマルのパクリだと言われています。 もちろんマイルスが指示したのでしょう。 また、名盤「マイルストーンズ」のB−2 ガーランドのトリオとして演奏されるスウィンギーな「ビリー・ボーイ」 マイルス・フリークには針を飛ばされる不遇な曲 こちらもジャマルの曲です。 人を褒めることが少ないマイルスが、口に出して認めた数少なジャズメンの一人であるジャマルは、 もっともっと正統に評価されてもよいピアニストと言えましょう。

   
 
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