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  No Blues

かつてNYにあったハーフ・ノートというジャズ・クラブでのセッションが冒頭の2曲だ。2大スターの熱気が伝わってくる興奮アルバム。65年7月の録音だが,さらに同年9月に録音されたスタジオでの3曲も加えられた質の高いアルバムだ。
LPをそのままCD化したもので、ファンならご存じのように、1〜2曲目が6月25日(1992年発行のClaude SCHILOUCHのディスコグラフィーでは、24日となっており、1995年Verve発売の2枚組CD「Impressions」でも24日となっているが、1997年の「ジャズ批評No.90」では、25日となっている)ハーフ・ノートでのライブ録音である。曲に入る前に聴衆のざわめきが聞こえますよね。そして、3曲目以降は、ニュー・ジャージーにあるルディ・ヴァン・ゲルダーのスタジオ録音です。ライブでなくとも、名演です。ただし、「Four on six」のみ、ハーフ・ノートでのライブ音源が残っており、「The Complete "Smokin' at The Half Note"Vol.2」というCDに収められています。今のところ、この日のほぼ完全版(放送音源だったため、曲にアナウンスが被されている部分が有る)ライブが聴けます。これが気に入った方は、是非そちらも聴いてみて下さい。スタジオ録音と甲乙つけがたい名演奏です。さらに、時代を遡り、リヴァーサイド録音も聴いてみて下さい。既に完成されたウェス独特(ピックを使わない)の音が有ります!

1. No Blues
2. If You Could See Me Now
3. Unit 7
4. Four On Six
5. What's New

 

Wynton Kelly (p)
Wes Montgomery (g)
Paul Chambers (b)
Jimmy Cobb (d)

 

"Half Note", NYC, June 24, 1965

ウエスの"Halfnote"でのライブは、ジャズ・ファンだけではなく他のジャンルでも、ギターの好きな方にもお勧めです。1曲目の"No Blues"でのウエスの"オクターブ奏法"は驚きのテクニック!連発で、ピアノのウイントン・ケリーも自分のソロを忘れて、聴きほれています。ケリーのソロが思い出したように出てくる所も聴きでしょう!"Four On Six"での、ウエスのクールなブルース感も最高です。あまり多くは書きません。有名すぎる伝説のギター・アルバムですから。"No Blues"でノック・アウトをされてみて下さい!

 

ウェスモンゴメリーのベストアルバムは?というと「インクレディブルジャズギター」「フルハウス」というのが巷での定番。しかし、多くのジャズギタリスト(プロであれアマチュアであれ)は「最高傑作は Smokin' at the Half Note だよ!」である。このアルバムはウィントンケリーのアルバムという位置付けであるが、これは紛れもなく「ウェスモンゴメリーのアルバム」であり。「グルーブ感・タイム感、メロディックなフレージング、全体の構成力、爆発力」が全て揃った、ウェスの最高傑作である。現代のギタリスト(メセニー、ジョンスコ、フリゼール、アバークロンビーetc.)で。このルバムを踏襲していないプレイヤーはいない。買って損なし、ギタリストであれば持っていて「当たり前」のアルバムだ。

 

 

 

 

 

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