ケニー・バロンはモダン・メインストリーム・ピアノの巨匠として認められている。サクソフォニスト、ビル・バロン(Bill Barron)の16歳下の弟で、ケニー自身は12歳のときにピアノを始め1957年にメル・メルビン(Mel Melvin)のR&Bバンドで演奏している。バロンは1961年にニューヨークへ移り、短いながらもジェイムス・ムーディ(James Moody), リー・モーガン(Lee Morgan), ロイ・ヘインズ(Roy Haynes), そしてルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)などと活動を共にした。最も重要だったのはディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)について演奏したり録音したりした4年間だろう。続いてバロンは1966-1970をフレディー・ハバード(Freddie Hubbard)と、1970-1975をヤセフ・ラティーフ(Yusef Lateef)、そして1976-1980にロン・カーター(Ron Carter)のツイン・ベース・カルテットで演奏するなどの経歴をもつ。1980年代にはSphereのリーダーも勤め、自身のトリオに重点を置くようになる。このピアニストはスタン・ゲッツ(Stan Getz)の最後のセッションに参加し、リーダーとして多くの録音を残している。1990年代に入ってから、遅れながらもその才能を認められるようになった。
Kenny Barron Quintet - Live at the Village Vanguard 2013
Kenny Barron trio live "Autumn leaves"
Stan Getz Quartet Featuring Kenny Barron - Live 1989
Kenny Barron, Kiyoshi Kitagawa, Brian Blade I Mean You Live at Tsutenkaku 2006
Kenny Barron & Mulgrew Miller - Day Dream - Live
Kenny Barron & Dave Holland - Billie's Bounce