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  Ascension (Full Album)

コルトレーンの演奏史において、またジャズ史においての“Ascension”の意義は、これまでさんざん論議されてきた。しかしそんなこと、わたしにはどうでもよかった。LPを買ったのはコルトレーンの死後2年ほど経ってからだったが、当時から意義など考えもせず、ひたすら音楽を楽しんだ。いいじゃないのそれで。
まずコルトレーンが短いフレーズを出し、十人ばかりのメンバーがそれを追いかける。モードによる即興が始まる。自由度が高いので不協和音のかたまりが現れるわけだが、かたまりとして聴いても面白いし、一人ひとりのフレーズを聴きわけても面白い。ひとしきり集合演奏がつづくと各人のソロにうつる。そしてまた集合演奏に入る。その繰り返し。ソロではマリオン・ブラウンがとくに素晴らしい。特異なフレーズを繰り出してわくわくさせてくれる。ベース2人(ジミー・ギャリソンとアート・デイヴィス)のパートもスリリング。ベースバトルという感じだ。エルヴィンの複雑多彩なドラミングも楽しめる。30分を超える演奏が長いとは感じられないくらい充実感がある。

 

1. Ascension - Edition T(Album Version)
2. Ascension - Edition U(Album Version)

Freddie Hubbard, Dewey Johnson (tp)
Marion Brown, John Tchicai (as)
John Coltrane, Pharoah Sanders, Archie Shepp (ts)
McCoy Tyner (p)
Art Davis, Jimmy Garrison (b)
Elvin Jones (d)

 

Rudy Van Gelder Studio,
Englewood Cliffs, NJ, June 28, 1965

 
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