モダン・トランペッターの中でC・ブラウンの影響を受けたミュージシャンは数多いが、このカーメル・ジョーンズはその直系・正統派と言っていいでしょう。P・Jレーベルに初リーダー作「THE REMARKABLE」(1961年)を発表、64年、H・シルバー・クインテットのヒット・アルバム「SONG FOR MY FATHER」にも参加しています。
しかし、当時のモリモリのイースト・コースト・シーンでは、彼の端正ともいえるtpがあまり生かされず、プレステージに「JAY HAWK TALK」(65年)を録音した後、新天地を求め、ヨーロッパへ渡って行く。