私が所有するアルバムをご紹介いたします。
Topページ
好きなアルバム
最近聴いたアルバム
YouTube
気になるサイト

  Bill Evans Trio with The Symphony Orchestra

 

Full Album    

オーケストラをバックに、クラシック楽曲を取り上げた美しいアルバム。グラナドス、バッハ、ショパン、フォーレなどの名曲を繊細なタッチで聴かせる。クラウス・オガーマンのアレンジも秀逸。
クラウス・オガーマンといえば「ウェイヴ」などA.C.ジョビンのアルバム編曲でも有名。元来作曲家であって、本盤の「エレジア」は彼の作。このアルバム、一部のエヴァンス・ファンからは好まれない傾向があるようだ。「コマーシャルだから」「ストリングスが嫌い」だそうで。けれど、クラシックに主眼を置いた選曲は、クラシックを自らの音楽の基礎に持つエヴァンスからすればごく自然な事だと思う。ストリングスが深夜の潮流のように流れていく中を、いつものようなエヴァンスのピアノが自然にたゆたう雰囲気。クラシック曲が素材であることの制約は感じない。俗に言う「ポピュラー・クラシック」とは全然異質な、独特の空気がある。静謐なアルバム。その極めつけは、4曲目「タイム・リメンバード」。エヴァンス自作の代表的な名曲。聴いているうち、速く滑らかな潮の流れで、沖へ沖へと流されていくような怖さがある。

1 Granadas
2 Valse (take 1)
3 Prelude
4 Time Remembered (take 2)
5 Pavane
6 Elegia ( Elegy )
7 My Bells (take 2)
8 Blue Interlude

Bill Evans (p)
Chuck Israels (b)
Larry Bunker (d)
Claus Ogerman (arr, cond)
unidentified horns, reeds and strings

 

NYC, September 29, 1965

 
Copyright © 2011-2015 toppe 2 All rights reserved.
by ジャズアルバム紹介



inserted by FC2 system