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  Symbiosis

オガーマンとのコラボレーション2作目。前作「ウィズ・シンフォニー・オーケストラ」とは変わり、クラシックの編曲ではないオリジナル作品を、第三期エヴァンストリオがシンフォニーとともに演奏しています。作品自体は、エヴァンス好きのリスナーの期待を裏切らないものといえます。全部で二楽章しかありませんが、第一楽章ではエヴァンスの力強いを演奏シンフォニーが盛り上げます。オガーマン自身がエヴァンスの演奏が多分好きなのでしょう、エヴァンスの演奏を邪魔するようなアレンジは決して行いません。ゴメスもいい感じで寄り添い、抑えた自己主張でエヴァンスをサポートします。第二楽章はうって変わり、多くのエヴァンス・ファンを納得させる静謐な演奏。「ウィズ・シンフォニー・オーケストラ」で行ったアレンジをさらに煮詰めたと言ったら言いすぎでしょうか。弦の響きがエヴァンスに寄り添い、寂しさをたたえながらも甘さに流れないぎりぎりの雰囲気を作りあげます。トリオを中心に聴けば、その作品群の中で異端となるのは仕方ありませんが、これらの作品があることにより、よりエヴァンスに近づけると感じることがあります。トリオ、ソロ、クインテットに、はたまた多重録音まで、エヴァンスも色々なフォーマットで演奏を行いましたが、オガーマンとの共演はエヴァンスの魅力をさらに引き出したものと信じて疑いません。頻繁に再発されるアルバムではありませんが、機会があれば是非コレクションに加えてみてください。

1. 1st Movement
(Moderato, Various Tempi)
a)Pt 1 7:58
b)Pt 2 5:17
c)Pt 3 11:47


2. 2nd Movement
(Largo, Andante, Maestoso, Largo)
a)Pt 1 9:11
b)Pt 2 6:44>

Bill Evans (Piano & Electric Piano)
Eddie Gomez (Bass)
Marty Morell (Drums)


& Orchestra conducted by Claus Ogermann

NYC, February 11, 12 & 14, 1974

 
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