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  Solo Sessions 1,2

 

Full Album   

1963年物です。エヴァンスのソロ・ピアノと言えば、グラミー賞を取った『Alone』が知られていて、そこでは厚みのあるソロを聴くことができます。かたやグラミー物、かたや無名のアルバムなんですが、なぜか、こちらのほうがいい、と感じるのです。何度も聴き比べてみましたが『Solo Sessions』のほうが好きです。
冒頭の曲、"What Kind Of Fool Am I?"・・・なんだか、”My Foolish Heart"に似た題名で、静かに、ひとつひとつの音を確かめるように弾き始めるのが印象的です。珍しく"My Favorite Things"も取り上げています。「スパルタカス、愛のテーマ」も聴くことができます。・・・誰に聴かせるでもなく、ひとり、部屋でピアノを弾くビル・・・半開きのドアから聞こえる音を、彼に気づかれないように息をひそめて聴いている・・・そんな情景を想像させるようなアルバムだと思います。

 

1. What Kind Of Fool Am I? (Take 1)
2. Medley: My Favorite Things/Easy To Love/Baubles...
3. When I Fall In Love
4. Medley: 'Spartacus' Love Theme/Nardis
5. Everything Happens To Me
6. April In Paris

Bill Evans (p)

 

Recorded 1963.01

 

Full Album   

1963年物です。エヴァンスのソロ・ピアノと言えば、グラミー賞を取った『Alone』が知られていて、そこでは厚みのあるソロを聴くことができます。かたやグラミー物、かたや無名のアルバムなんですが、なぜか、こちらのほうがいい、と感じるのです。何度も聴き比べてみましたが『Solo Sessions』のほうが好きです。
冒頭の曲、"What Kind Of Fool Am I?"・・・なんだか、”My Foolish Heart"に似た題名で、静かに、ひとつひとつの音を確かめるように弾き始めるのが印象的です。珍しく"My Favorite Things"も取り上げています。「スパルタカス、愛のテーマ」も聴くことができます。・・・誰に聴かせるでもなく、ひとり、部屋でピアノを弾くビル・・・半開きのドアから聞こえる音を、彼に気づかれないように息をひそめて聴いている・・・そんな情景を想像させるようなアルバムだと思います。

 

1. All The Things You Are
2. Santa Claus Is Coming To Town (Live)
3. I Loves You, Porgy (Live)
4. What Kind Of Fool Am I? (Take 2)
5. Love Is Here To Stay (Live)
6. Ornithology (Live)
7. Medley: Autumn In New York / How About You? (Live)

 

Bill Evans (p)

 

Recorded 1963.01

このアルバムに収録されている曲は1963年1月10日に収録されたものです。一度はオクラ入りしてしまい、ビル・エヴァンスの生前、公式に発表されたことはありませんでしたが、こうしてリリースされたことは嬉しい限りです。不慮の交通事故によりスコット・ラファロが急死し(1961年7月6日)、1962年4月4日に、ソロ・アルバムをリリースする目的でいったんソロが演奏されたことがありましたが、その時はわずか4曲が演奏されただけで、演奏は中止されています。ここでの演奏は、その時の延長、といったものではなく、Riversideとの契約が切れ、Verveへ移籍する時期に、Riversideで残っていた未消化の企画の一つとしてなされたものです。(CD「コンプリート・リヴァーサイド・レコーディングス」のライナー、オリン・キープニュースの書いた一文に詳しく載っています)つまり、この「The Solo Sessions」のピアノ・ソロが演奏された時期には、エヴァンスは決して「失意のどん底」にあったわけではありません。そういう事実をふまえて聞き直してみると、決して悲しげな演奏には聞こえないはずです。確かに「Alone」と聞き比べると、演奏にバラつきがあるような気がします。でも、訥々とした中にも力強さがあり、曲によってはスウィンギーで、「さらさら」と弾いているような「Alone」より、何かしら心に響くものがあるように感じます。夜遅くに、ふと棚から取り出して聞きたくなる、そんなアルバムです。

 

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