Full Album
いくら、自己との対話でも、こっこっこれは!コワイです。ビルエヴァンスが分離して跳んできそうで。多重録音シリーズでは3作目になりますが、(自己との対話、さらなる自己との対話、そしてこれ)なんか妙に小うるさいだけのように思えた前作に対して、ここへ来てやっとこの企画が的を得たというか。2台のピアノのうち、いままでは2人のエヴァンスがケンカしてるみたいだったのが、一方がエディゴメスやジムホール的になったり、また入れ替わり、きちんとデュオの意義が感じられます。まぁ前作は録音も古く、音が悪いといった難点もあったけれど、この作品はさらにエレクトリックピアノという新しい味わいも加わり、奥行きが増しているのですね。エヴァンスとエレピ、けっして相性が悪くない。かなり天然 ??使いたいように使ってる感じですが、コロンビアのザアルバムの頃よりずっと使いこなしていると思う。変なジャケットだけど一聴似値しますよ
1. Song For Helen 2. Nobody Else But Me 3. Maxine 4. For Nenette 5. I Love My Wife 6. Remembering The Rain 7. After You 8. Reflections In D
Bill Evans (p, el-p) overdubbing himself
NYC, January 26-28 & 30, February 13-16, 1978