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  Everybody Digs Bill Evans

 

 

Full Album   

エヴァンスがまだマイルス・コンボに在籍していたころの作品。歴史に残るソロの名演「ピース・ピース」を収録したエヴァンス初期の傑作をデジタルK2サウンドにて発売。ラファロ~モチアンによる伝説的なレギュラートリオの第一作「ポートレイト・イン・ジャズ」よりちょうど一年前に録音された、エバンスのリーダー第二作。ハードバップの名手を従えての演奏だが、耽美的で初々しい、エバンスらしさ横溢の名作になっている。「ワルツ・フォー・デビー」に痺れた人なら必携の一枚。本作はピアノソロで演奏される「ピース・ピース」がとりわけ有名だが、この曲は元々「サム・アザー・タイム」を演奏するつもりだったらしい。道理でイントロがほぼ同じ。このCDにはオマケとして、演奏し直した「サム・アザー・タイム」も収録されていてお得。「エピローグ」と言う曲が2つ収められているが、これはLPレコード時代に、各面の最後に収められていた名残で、同一録音。

 

1. Minority
2. Young & Foolish
3. Lucky To Be Me
4. Night & Day
5. Epilogue
6. Tenderly
7. Peace Piece
8. What Is There To Say?
9. Oleo
10. Epilogue
11. Some Other Time (mono)

Bill Evans (p)
Sam Jones (b -1,2,4,6,8,9)
Philly Joe Jones (d -1,2,4,6,8,9)

 

NYC, December 15, 1958

 

金色に白抜きでエヴァンスに対する著名人のほめ言葉を載せたジャケットは英語って便利だなぁというデザイン(だって、日本語で同じ事やっても絵にならないモンねぇ)。それはそれとして、このアルバムが際だっているのは、piece pieceやYoung and Foolishなどエヴァンスのソロっぽい世界がトリオ演奏とともにうまく、程良くブレンドされているからでしょう。

トリオものはGreen Dolphin Streetなんかに近いのりで、ラファロ=モチアンの世界を望む人には特に食指が動かないかも。
問題はPiece Pieceで、Kind of BlueのFlamenco Sketchesのデモ(またはリハーサル)かと思っちゃいました。これを聴けばKind of~におけるエヴァンスの貢献度がイカバカリカ飲み込めるのではないでしょうか。

 

1958年物。ベースは Sam Jones、ドラムはPhilly Joe Jones。アップとスローがバランスよく配置されたアルバムですが、とりわけスロー・ナンバーに耳を奪われます。"Young And Foolish" ・・・後の"My Foolish Heart"に通じるダンディズム、寡黙で深い陰影のある表情。屈指のバラード・プレイのひとつに数えられてもいいと思います。"Lucky to Be Me" ・・・明瞭なメロディーを情感豊かにシットリ歌い上げています。ソロの小品ながらウットリと聞き惚れてしまいます。"Peace Piece" ・・・バラードは歌物、という観点からすればバラードとはちょっと違うかもしれません。モードによる演奏で、張りつめた糸のようなハーモニックなテンションが突き刺さるように響きます。エヴァンスの名をJAZZ界に知らしめた名演です。"What is There to Say" ・・・倍テンポを織り交ぜながらのゴージャスなプレイ。キラキラして綺麗です。夜用の音楽としては、2、3、8曲目をプログラム選曲で聴くといいと思います。はっきり言って美しい・・・・美しスギル・・・・

 

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