キーストンコーナーでのラストライブ、胸に沁みます。もう少し早くJohnson,Labarberaに出会っていたら、など詮無い事を考えてしまいます。もう少し体調が良く長くラストトリオが続いていたら、練れて旨味を増したトリオ芸術を堪能出来たと思います。リズム、テンポ、ピッチを自在に変えて、楽曲の持っている美しさを十二分に引き出して、三者で曲を引き回して膨らませて新たな感動を聴衆に提示するEvans 。そしてさらに楽曲の幅を広げるインタープレイ。何気ないスタンダードが新たな角度からライトアップされて蘇ります。ラストトリオはEvansの死を賭したピアノトリオ芸術の集大成です。ConsecrationでのEvansの壮絶なプレイに涙しながら、ここまで高め持って来た執念に感動します。三者の想いが一つになっていた証しです。極北、非凡の熱いJazzへの想い。 |