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  【 Ahmad Jamal 1930.07.02 -             】

  Poinciana - Olympia - Zycopolis TV

50年代のジャマルのピアノ・スタイルは、 音が少なく思索的なピアノ・スタイルでした。 カウント・ベイシーやセロニアス・モンクのような省エネ・ピアノです。 そのスタイルがいたくお気に召した帝王は、自らのコンボを結成する過程において、 ジャマルをピアニストとして加入させることを決意し、本人に打診します。 しかし本人は活動拠点であるシカゴを離れる気が無かったため、その誘いを断り、 マイルスはやむなくレッド・ガーランドをピアノに据えたと言われています。 考えてみると、50年代のマイルスのコンボは、 マイルス〜ロリンズ〜ジャマル〜チェンバース〜フィリー・ジョーを理想形としながら、心ならずも マイルス〜コルトレーン〜ガーランド〜チェンバース〜フィリー・ジョーとなったんですね。 キャノンボール・アダレイの有名な「サムシン・エルス」の1曲目 誰でもご存知の「枯葉」ですが、 ハンク・ジョーンズのピアノによるイントロは、ジャマルのパクリだと言われています。 もちろんマイルスが指示したのでしょう。 また、名盤「マイルストーンズ」のB−2 ガーランドのトリオとして演奏されるスウィンギーな「ビリー・ボーイ」 マイルス・フリークには針を飛ばされる不遇な曲 こちらもジャマルの曲です。 人を褒めることが少ないマイルスが、口に出して認めた数少なジャズメンの一人であるジャマルは、 もっともっと正統に評価されてもよいピアニストと言えましょう。

アーマッド・ジャマルのアルバム一覧 ※ 青字は未所有
アルバムタイトル 録音年 コメント
Ahmad's Blues 1958.09 ジャズ史上最もユニークなピアノ・トリオのひとつだと思います。独特のユーモアと都会的なセンスがこのトリオの身上です。
Complete Live at the Spotlite Club 1958 1958 1958年にワシントンのジャズクラブ「スポットライト」に残した2日間の演奏を収録。同時期に録音され長い間廃盤(シングル盤)になっていた3曲がボーナストラックとして追加されている、全28曲。ピアノトリオファンには見逃せないアルバム。
Macanudo 1962.12 963年リリースの南米・南太平洋風ジャズ。オーケストラとの共演
Blue Moon 2008 持ち前のパーカッシブな打鍵と、素晴らしいコントラストを見せるエレガントなソロ・フレーズ。
At the Pershing 1958 シカゴにあるPershingというホテルで行ったライブを収録した作品です。この作品は発表当時、ジャズ・アルバムとしては異例のヒットを記録したそうです。
At the Pershing Vol.2 1958 '58年に発表したジャマル代表作の一つ『But Not For Me ? At The Pershing』の続編にあたる同日のセッションを収めた傑作です。
Extensions 1965.05 YouTubeで見つけたAhmad Jamalが1965年にリリースしたアルバム。
Cry Young 1967.06 ジャマルのウィズ・ヴォイウセズもの第二弾。リチャード・エヴァンスの才気走ったアレンジが印象的だった前作とは対照的に、ずいぶん聴きやすい一枚。

The Awakening 1970.02 このアルバムについて言及するのであれば、自分のようなヒップホップ世代にとっては"聖典"のようなものですね。

Jamal Plays Jamal 1974 ジャマル20th Century時代の二枚目となるアルバム。全編通して美しいピアノの旋律とドープなベースラインが所狭しと炸裂しまくりで、いくつものドープなグルーヴがボコボコ入っています。
Genetic Walk 1976 数多くの名曲で知られるジャズピアニストAhmad Jamalが76年にリリースしたアルバムの80'sプレス盤。Richard Evansがプロデュース/アレンジで参加。
Intervals 1980 Ahmad Jamalの80年作。Lou DonaldsonもカバーしたBobby Womackの名曲「You’re Welcome, Stop On By」のカバーを収録!
Rossiter Road 1986 ピアニスト、アーマッド・ジャマルの'86年発表アルバム。パーカッションを交えた渋いモーダル "Autumn Rain" ほか、神妙に美しい旋律のジャマル流ピアノジャズは本作も類にもれず素晴らしい。
Ballades by Ahmad Jamal 2019 オープニング曲"マルセイユ"をはじめ、3曲で、80?90年代にグループの一翼を担い『マルセイユ』で久しぶりに共演を果たしたベーシスト、ジェイムズ・キャマックが参加したデュオも交えつつ、自らの世界観を徹底的に貫いた一作。
Tangerine    
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